一生残っていくもの
戒名
あるSNSでこんなひと言をみました
動物の数え方
例えば、鳥は 一羽
牛や馬は 一頭
魚は 一尾
では人は?
一人 や 一名
これは、死んだ後に残るものだという説です
鳥は羽が残り 魚は 尾が残る 牛や馬は 頭が残る
つまり食され残るものという意味で数えたというのです
では、その寿命をまっとうした 我々人は
頭でも、手でも、骨でもなく
人生、名前が残るのです
俗説と冷ややかに見られる話ですが
私は、残るものは、ものではなく個性や象徴が残るのではないかと思います
見た目ではなく
その印象ある個性
過去から日本の歴史を積み重ねた先祖達や
戦争に向かう先人達は
戦地に赴く時
家族を想い、我々の日本という国を守るため
精一杯を尽くして
その思いと人生を名前に残したのです
そうです仏教が大切に守ってきた
戒名です
我々は生きた証をもって人生と、
そして
その人生を表す名前 戒名を授かるのです
私は戒名を授ける時
残された家族からそのひととなりを聞いて
その人の人生を戒名に表します
名前は生まれた時、父母から
幸せな元気に育ってほしいと希望に満ち溢れる
名前を貰います
そしてその思いを受けて人生を全うし
家族、そして仏から戒名を授かるのです
明日死ぬと思い今日を力一杯生きよ
永遠に生きるつもりで、何事も学び続けろと
これは禅の言葉
それは我々が生きた証
名前が、戒名がずっとずっと生き続けるからこそ
一生懸命学び生きるのです